誰のためのデザイン?

旅行中にとてもコーヒーの美味しいお店に入ったのですが、そこで出てきたコースターが面白く、旅行中なのにすこしデザインについて考察してしまいました。(友達にうざがられてしまいました。)

まずは写真を見てください。

デザインコースター画像

ぱっと見おしゃれなデザインコースターですよね。僕もはじめにデザインに惹かれました。
紙屋さんがやっているコーヒーショップですので材質は紙でしょう。(覚えてなし)

問題はつまみ部分です。はじめ「片付けるときに持ちやすいようになっているんだな。」と思い、デザインと使い勝手の両立のうまく取れたデザインだと思いました。確かに水でくっついてしまったりして平らなコースターは片付けるときにやりづらいです。

しかし、こうは考えられないでしょうか?このコースターは出し手(お店)の都合により使い手(お客)の使い勝手を邪魔している、と。

なぜなら端にある持ち上がりにコップを置いてしまったときに、コップがバランスを崩しこぼれてしまう可能性があるからです。(そうやって考えると日本茶の受け皿とかってすごくバランス悪いですね・・・)まあこれくらいの出っ張りでどうこうなるって事はあまりないでしょうが、ユニバーサルデザインなど考え始めると、そういったことも重要になってきますしね。

そうやって考え出すと色々なアイデアやシチュエーションが浮かんできて、うきうきしました。

デザインに正解はありません。はじめに考えた、出し手側からのデザインとの両立もとてもいいと思います。しかしデザイナーである以上よい点を認めた上で、それの持つ悪い点や改良点、代替案も同時に考えて見るのも重要だとおもいます。アイデアってのはどこにでも転がっていますね。

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